■概要
Panasonic 掃除機 MC-PK21G の自走式ヘッド部のブラシが回らなくなってしまった、掃除機が動かない、電源が入らないという現象の修理です。
価格.com に紹介されているMC-PK21G流行りのサイクロンタイプの掃除機は使わずにパック式が好きなのでずっと使っています。
このPanasonicの掃除機は掃除ホースを本体に取り付けても重量バランスが下に集中しているため、取っ手を持って持ち運んでもバランスを崩しません。また、そのまま掃除機入れに立てて収納ができて便利です。
(某H社のゴミパック式、ヘッドモーター入り掃除機は、掃除機入れに本体を立たせた後、ホースを後から取り付ける
必要があり、しまうときに不便でした。3日で売り飛ばしました)
言葉で伝えるのが難しいですが下写真の状態では運べませんでした。

■分解
モーターヘッドが回らない原因は、ヘッド部分に糸屑が絡まって動きが渋くなっている場合がありますので、分解掃除をしてみてください。
掃除してもなおらない時は、蛇腹ホース?ととハンドル部分の断線の可能性があります。
電源ボタンを押しても動かなくなってしまう時も、断線していると同じ症状になります。

タッピングネジを2個外して、手力で開けます。
灰・白・黄の線が断線していましたら、ハンダ付けし直すことで直ります。
※写真ではハンダ付けした後でカプトンテープで絶縁保護処理しました。
■操作部の分解
操作部には隠しネジが一つありますので、操作部のシールを温めながら剥がしていきます。
※印刷面が本体に移り残ってしまったりしてきれいにがれませんでした。シールを剥がしたら隠しネジを外します。

爪はノズル部分の赤矢印の箇所に4つあります。

無理やりこじ開けたので、爪は壊れてしまったし、本体も傷々に・・・
(本体よりの硬いものでこじらない方が良いです。)

■おまけ、プラスチック部分の補修
最初、隠しネジを把握せずに手力で開けたため、ネジサポート部分を割ってしまいました。

プラスチック部の補修はプラリペアを使用するとガッチリ修復ができて良いのですが、プラリペアの代替品があると言う事でキャンドゥで買ってきました。

注射器に溶剤を入れて、針の先にちょと液を出して白い粉を付けて、修復する箇所に載せていきます。

数時間放置し硬化したら完成です。
■備考
2020年モデル MC-PK21G
2021年モデル MC-PJ20G
2022年モデル MC-PJ21G
2023年モデル MC-PJ22G